小さい頃から通っているグループレッスンでは、大人数で練習に取り組むため、基本的な技術が完全に身に付いていないまま、応用練習やゲーム練習に取り組むことが多かったそう。せっかく習っているテニスを、もっと効率よく上達させたい。その思いから、プライベートレッスンを試してみることにしました。プライベートレッスンでは、コーチと基本のフォームの確認から、課題設定まで明確にして進むことができるので、「今の課題はここだ」という実感とともに、集中度の高い練習ができたそうです。現在は、週一回のグループレッスンに加え、プライベートレッスンを継続しています。プライベートで得た技術や気づきを、グループレッスンの場で実際に試してみることを心がけているのも、今大切にしている取り組みのひとつです。習ったことを試せると、自分の成長を実感する瞬間が増え、次のプライベートレッスンがますます楽しみになるそう。テニスノートを書くことも習慣の一部です。プライベートレッスンで新たに気づいたことや技術をノートに書き留め、考えを整理する習慣もつきました。テニスに割けるのは週に2回程度。他にも塾や習い事があるため、どちらのレッスンも貴重な時間です。課題が明確だからこそ、毎日の練習でなくても集中して楽しめ、確実に力をつけている実感があるといいます。毎月1回は試合にエントリーをして、練習で学んだことを試すことも習慣にしています。初勝利を飾ったときは、とても嬉しく「次は優勝!」という新たな目標も生まれました。試合の緊張した場面でも、練習で取り組んだ成果が発揮できるように。試合で得た課題をまたコーチと振り返り、次のステップへ。こうして自分のテニスを「次」に繋げるサイクルが生まれています。こうした取り組みが、テニス以外の場面でも彼女に大きな力を与えているようです。勉強や他の習い事と両立しながらも、テニスにしっかりと向き合える環境が、彼女にとって自分自身を見つめ直す時間になっているようです。「中学生になったらテニス部に入って、みんなを引っ張れる存在になりたい!」と目を輝かせる彼女。初めて会ったときより、ひと回りもふた回りも成長した姿がそこにありました。